「本来であれば、酒蔵は活気に満ち溢れ、酒造りの最盛期を迎えているはずでした。150年来、蒸米のない冬は一度もありません。静かな冷蔵庫内で割れた酒瓶を手に取った時、込み上げてくる感情を表す言葉が見つかりませんでした。
能登半島地震で失ったものや出来なくなったことは確かに多くあります。ですが、残されたもの、出来ることに目を向けていきたいと思います。
震災後、本当にたくさんの方からの温かいお心寄せをいただき、大きな励ましをいただきました。「能登を醸す」は、私たちが大切にしている経営理念です。一同心を合わせ互いに手を取り合い、この能登の地を必ず復興させていきます。能登の米、能登の水で醸す能登日本酒が、皆様のお心を和らげ励ますことを願っています。」
生産者様からのメッセージ |
石川県能登町「数馬酒造」数馬 嘉一郎さん
Partners |
醸造パートナー 数馬酒造(能登町)
創業150年余、世界最高峰の日本酒品評会「IWC」でトロフィー受賞、多くの受賞歴を誇る能登の酒蔵。
明治2年創業、NOTOを醸造する数馬酒造は、世界最高峰の日本酒鑑評会IWCで、トップトロフィーを受賞、石川県を代表する老舗酒蔵。全国トップレベルの超軟水と地元の特別栽培米で、能登の味わいを追求しています。
The Taste |
NOTO しずく直汲み
シルクのような口当たり、
ジューシーな旨み。
しずく搾りならではの、ふんわりと包み込むようなメロンの香り。 旨みを感じさせる豊麗な香り、口当たりは甘くなめらかに入り込み、すぐにコクのある旨みを感じます。 わずかにミントのような爽快なグリーンの印象。序盤のジューシーな甘みと後半のキレのバランスが綿密に設計され、完成度の高さが伺えます。
- 味わい : ドライ・コク旨・フルーティ
- 香り: メロン、バナナ
- 印象 : ジューシー、芳醇、スムース
希少酒 |
しずく酒
幻の一本。鑑評会出品酒として、極少量だけ作られてきたしずく酒。
酒蔵が、毎年蔵の技術を結集して取り組む「鑑評会出品酒」。この「鑑評会出品酒」には、ほぼ全ての酒蔵で「しずく搾り」の製法が使われています。
厳密にテイスティング評価し、基準を満たしたお酒のみ、認定書付きで出荷します。
ドリップコーヒーのように、滴るしずく。
ポタポタと落ちる「しずく」だけを時間をかけて集める「しずく酒」。
美味しいお酒が出来る一方で、販売するほど多くの量を作るのは難しく、蔵の関係者など極一部の人しか飲む機会がありませんでした。
パートナーの酒蔵の皆様の全面協力のもと、5年の開発期間を経て、極少量ではありますがようやく商品化に至りました。
Chef's Tasting Note |
料理人の評価
「特別な常連様に出したい酒」
中に溶け込んだ美しい酸の余韻がとても爽やかで、すべての味わいが丸の中に収まっている印象。魚の味わいを邪魔せず、繊細な白身にスッと届くような綺麗なお酒。
Customer Comments |
飲んだ方々のご感想
「香りの華やかさに驚いた。見た目も良く、作り手のこだわりを感じる」
「特別な時に飲みたいお酒」
「家族との久しぶりの集まりに、刺身と一緒にいただきました」
「飲んだ瞬間にうまいと感じる酒」
「年末用に購入。通常の純米大吟醸と飲み比べたが、別物」
「父へのプレゼントに。珍しく美味しかったと連絡してきたのでよっぽど気に入ったのでしょう」
Food Pairing |
オススメのペアリング
米の旨みやコクがあり海の幸と相性抜群。華やかな香りを単体で愉しむのもおすすめです。
Origin |
産地のご紹介
石川 能登 NOTO
日本初の「世界農業遺産」に認定され、豊かな自然に恵まれた能登半島。昔ながらの漁師町で、寒ブリやノドグロなど、季節毎に新鮮な海の幸を楽しむことができます。
Partners |
生産・醸造パートナー
米生産者 裏 貴大
数馬酒造の数馬さんとは、高校の同級生。裏さんは野球部、数馬さんはバスケ部で、学生時代はあまり関わりは無かったそう。今では、契約農家という信頼されるパートナーとして、特別栽培で作る安心安全な酒米を届けています。
醸造責任者 栗間 康弘
自然や生物と触れ合うことが大好きという栗間さん。中学校の探検部で、顧問の先生が東京農大出身だったことから、同学校へ進学。生物と密接に関わり合う日本酒醸造学の奥深さに魅了され、酒造りの道へ。
パートナー酒蔵 数馬酒造
名水あるところに名酒あり。数馬酒造の仕込み水は、能登の山間部から汲みあげる全国トップレベルの超軟水。能登の水と米、食文化に支えられ、能登らしさを追求しています。
The Logo |
ロゴの由来
能登の豊かな里山里海
世界農業遺産にも認定された、豊かな里山里海の風景と、日本海の海の幸に合う味わいを表現しました。