金沢21世紀美術館で復興のシンボルとして「NOTO 応援搾り（Saved by 福光屋）」が来場者に振る舞われました。

日本酒「NOTO 純米大吟醸」は、KINMI Sake（日本酒応援団株式会社 / 2015年創業 ）が、石川県能登町の数馬酒造様とのパートナーシップで創る日本酒ブランドです。

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※能登地域全体支援のため、売上金の一部を日本赤十字へ寄付いたします。

NOTO 応援搾りが生まれるまで ー 震災の被害を奇跡的に逃れた「もろみ」のタンク

令和6年能登半島地震により、私たちKINMI Sake の醸造パートナー様のひとつ、石川県能登町「数馬酒造」様はこれまでに経験したことのない大きな被害に直面しました。

能登半島地震によって酒造りが断念される中、1月末日に搾りの日を控えていた日本酒「NOTO 純米大吟醸」の もろみ のタンクは、奇跡的に倒れることなく、生き残っていました。

 

迫り来る「搾りの瞬間」

もろみは生き物。一度仕込むと、その発酵を止めることは出来ません。

もろみを搾り、日本酒にする「上槽」と呼ばれる日は刻一刻と迫ってきます。

震災の被害が甚大であった数馬酒造様の状況では、このもろみを搾ることは出来ませんでした。

もし、もろみを良いタイミングで搾れなかった場合は、発酵が進み過ぎてしまい、狙っていた味わいにはならず、最悪の場合日本酒としては成り立たなくなります。

搾りの日が迫る中、金沢市の福光屋様からの温かな支援の申し出を受け、搾りを行っていただけることとなりました。

福光屋様に安全に輸送していただき、もろみをお渡しした後は、大きなお胸をお借りするつもりでお預けいたしました。

 

多くの支援のもと、日本酒となることが出来た「NOTO 応援搾り」

皆様の温かいお心寄せのおかげで、命を繋いでいただいた日本酒です。

瓶もラベルも例年とは異なりますが、例年の「NOTO」と同様にメロンの香り、ジューシーな旨みの感じられる、芳醇な味わいの純米大吟醸に仕上がりました。

ご購入方法

「NOTO 2024 新酒 応援搾り」は、当WEBショップよりご購入いただけます。

NOTO 純米大吟醸 2024【新酒】応援搾り 無濾過生原酒（ Saved by 福光屋 ）

能登地域全体支援のため、売上金の一部を日本赤十字へ寄付いたします。

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※飲食店・小売店でお取引をご希望のお客様へ

KINMI Sake シリーズのすべての日本酒は、少量仕込み醸造により十分な在庫状況になく、通常はお客様や既存取引先様のご紹介を受けてのご注文のみに限らせていただいておりますが、今回の能登地震を受け、産地への応援の気持ちを込め、産地や生産者の想いを商品とともにお届けしてくださるお店様については、新規のお取引をお受けできればと思います。お問い合わせくださいませ。メールアドレス staff@weloevsake.com

酒蔵「数馬酒造」数馬 嘉一郎様からメッセージ

「本来であれば、酒蔵は活気に満ち溢れ、酒造りの最盛期を迎えているはずでした。150年来、蒸米のない冬は一度もありません。静かな冷蔵庫内で割れた酒瓶を手に取った時、込み上げてくる感情を表す言葉が見つかりませんでした。

能登半島地震で失ったものや出来なくなったことは確かに多くあります。ですが、残されたもの、出来ることに目を向けていきたいと思います。

震災後、本当にたくさんの方からの温かいお心寄せをいただき、大きな励ましをいただきました。「能登を醸す」は、私たちが大切にしている経営理念です。一同心を合わせ互いに手を取り合い、この能登の地を必ず復興させていきます。能登の米、能登の水で醸す能登日本酒が、皆様のお心を和らげ励ますことを願っています。」

特別協力 | 石川県金沢市「福光屋」一同様から応援メッセージ

「寒仕込みの頃、今期の酒造りの最盛期に、仲間である能登の酒蔵のみなさん、数馬酒造のみなさんが情熱的に精力的に仕事に邁進されていた最中の震災でした。

胸が締め付けられる思いで、少しでも助けになりたい、石川県の酒蔵が一致団結して未来につなげるべく前に進んでいかなければならないと、石川県酒造組合連合会の主導のもと、可能な限り早い段階でもろみの救出や上槽・瓶詰めの支援をさせていただきました。

能登は日本四大杜氏の一つ「能登杜氏」を生み出した地です。石川県内外の多くの酒蔵にその高度な技が受け継がれています。

これからも能登の風土と酒造りが守られ、数馬酒造さまの純粋で美味しい日本酒がみなさまの元に届きますよう、一日も早い復興を祈願するとともに、みなさまからの息の長い温かなご支援を心よりお願い申し上げます。」

KINMI Sakeについて（密着取材映像）

「KINMI Sake」は、日本酒応援団株式会社が創る日本酒ブランドです。2015年の創業以来、共感で繋がる生産者とのパートナーシップ で、5県5蔵の酒蔵とその土地でしかできない「テロワール日本酒」を追求しています。

日本の新しい価値を生み出す企業の取り組みとして、海外メディア「Moon Creative Lab」様に2023年2〜3月にかけて密着取材をしていただき、パートナーの石川「数馬酒造」様、岡山「丸本酒造」様、大分「萱島酒造」様、埼玉「北西酒造」様、ミシュラン二つ星「銀座しのはら」様に出演協力をいただきました。

フィルムには、震災前の港町「能登」の美しい風景や生産者様も多く登場します（NOTOの映像は04:30頃より）。